イタリア縦断の旅 ?Jミラノ

イタリア 青の洞窟

yoko-saisaiさんの旅行記

テーマ:世界遺産・遺跡・秘境

旅行記タイトル:イタリア縦断の旅 ?Jミラノ

旅行期間:2006/09/27〜2006/10/07

旅行記の内容:最先端の流行を発信する「ファッションの都」ミラノ。
カプリ島から始まった今回のイタリア縦断旅行も、ここミラノが最終地です。
ミラノ観光の楽しみは「最後の晩餐」鑑賞とドォウモ見学です!写真は、最後の晩餐の説明用資料を撮影しました。

今回のイタリア旅行で訪れたところは、カプリ島→バチカン市国→ローマ→シエナ→サン・ジミニャーノ→フィレンツェ→ピサ→ヴェネツィア→ヴェローナ→コモ湖→ミラノです。

写真:最先端の流行を発信する「ファッションの都」ミラノ。
カプリ島から始まった今回のイタリア縦断旅行も、ここミラノが最終地です。
ミラノ観光の楽しみは「最後の晩餐」鑑賞とドォウモ見学です!写真は、最後の晩餐の説明用資料を撮影しました。

今回のイタリア旅行で訪れたところは、カプリ島→バチカン市国→ローマ→シエナ→サン・ジミニャーノ→フィレンツェ→ピサ→ヴェネツィア→ヴェローナ→コモ湖→ミラノです。

アメリカンタイプの『アンタレス・ホテル・コンコルド』の511号室に宿泊しました。
部屋は新しくて綺麗で、素敵な家具がありました。
電動の防音シャッターまでありました。
テレビは液晶型で、CNNあり、NHKなし。
ミニバーあり。
湯沸しポット&お茶セットはなし。
無線LAN&キーボードあり。
収納スペースは広く、棚は3段、ハンガーが多数ありました。
角部屋だったので広かったのですが、他の部屋も比較的広いようです。
フロントでは日本語は通じませんが、ホテル内に少し日本語表記がありました。
ホームページも日本語ヴァージョンがあります。
ホテルは市街地からは少し離れていますが、最寄の地下鉄トゥッロ駅まで徒歩2分、トゥッロ駅からドゥオモ駅までは地下鉄で10分です。
ドォウモ広場からホテルまではタクシーで10ユーロくらいです。
ホテルの隣にはカルフール系列の『GS』スーパーマーケットがあり、午後9時まで開いています。
お土産やちょっとしたものを買うのに便利でした。
朝食はコンチネンタルスタイルですが、新鮮なフルーツやケーキがありました。

バスルームです。
トイレは問題なし。
ビデがありました。
お湯の出は問題なし、可動式シャワーの水量もOKでした。

アメニティは、石鹸、シャンプー、ボディジェル、シャワーハット、クレンジング、靴磨きパフ、コットン、綿棒、爪やすり、髪を結ぶゴムがありました。
ヘアコンディショナーはありませんでした。
嬉しいことに、赤色の機能的なスリッパがありました!なかなか立派なものだったので、日本に持って帰ってきて家で愛用しています・・・。


このホテルはイタリアで宿泊した中で1番お気に入りです。
料金も手ごろですし、今度ミラノに来た際はまた宿泊したいと思います。
http://www.antareshotels.com/japanese/concorde/hotel-concorde-milano.htm

ホテルのレストラン「アンブラ」で夕食を食べました。


ミラノ風『サフランのリゾット』です。
久しぶりのお米です!ちょっと固めの食感ですが、おいしいです。

『ミラノ風カツレツ』です。


薄く叩いた牛肉をおおめの油で焼いたものだそうです。
ちょっと脂っこいかも・・・。

ドルチェは『パンナコッタ』です。


イタリアで食べたドルチェにしては珍しく、あまさ控えめです。

天気は快晴!ミラノ市内観光に出かけます!

ここはオペラ作曲家『プッチーニ』が過ごしたアパートです。
右下のプレートにその記載があります。
プッチーニ作曲の「トゥーランドット」は、トリノオリンピックで荒川静香選手がフリーの演技で使用した曲として有名ですね。


スカラ広場にやってきました。


広場の中央には、4人の弟子を従えたレオナルド・ダ・ヴィンチの像があります。


なにやら悩んでいる表情のダ・ヴィンチ。

世界最高峰のオペラ劇場『スカラ座』です。


今年と来年はやはり、生誕250年のモーツアルト作曲のオペラが多く上演されるそうです。


隣にある博物館では、衣装や劇場内部を覗くことができます。
5ユーロでした。

『ヴィットリオ・エマヌエル?U世のガッレリア』にやってきました。
写真はドゥオモ広場の門です。
凱旋門のデザインがモチーフなんでしょうか?

1878年に完成した、ドゥオモ広場とスカラ広場を結ぶ、長さ約100mの巨大な十字架型のアーケードです。

有名ブティックあり、レストランあり、カフェありの歩くだけでワクワクしてしまうアーケードです。


天井部分には鉄枠にガラスがはめ込まれていて、とても美しいです。
当時はとても斬新なデザインだったそうです。

ガッレリア十字路の上部には、4つの美女の絵が描かれており、それぞれ世界の4大陸、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、アジアを表しているそうです。


マクドナルドの上にある絵は、アフリカの美女、クレオパトラです。


ガッレリア内のマクドナルドはシックなデザインで素敵ですね。
トイレに困ったときは、このマクドナルドが入りやすくて便利だそうですよ。

ガレリア中央の十字路には、東西南北の出口に併せてイタリアを代表する4都市のシンボルマークのモザイクがあります。
北側はミラノ、南側はローマ、東側はフィレンツェ、西側はトリノの各シンボルマークがあります。


写真はトリノのシンボルマークの雄牛です。
この牛の陰部を靴のかかとでくるりと回転すると、幸福が訪れると言われていて、たくさんの観光客がくるりと回っています。
ご覧の通り、たくさんの観光客が順番待ちをしていたので、私はくるりと回れませんでした(;_;)。

15世紀にミラノに君臨したスフォルツェア家の居城兼要塞『スフォルツェスコ城』です。
1466年に完成したそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、ここスフォルツァ家の援護を受け、この城の設計にも手を貸したと言われています。


このフィラレーテの塔の中央をよーく見ると、スフォルツェア公爵の彫刻が掘られています。


塔の下の入口をくぐれば、緑のセンピオーネ公園が広がっています。
トイレもありますし、のんびりと休憩するにはよいところです。

かつては牢獄に使われた塔だそうです。

城壁は力強く美しいです。
城壁の最上層は屋根のついた歩廊だそうです。


スフォルツェスコ城内の市立博物館には、ミケランジェロの最後の未完作品「ロンダニーニのピエタ」があります。
博物館は入場無料です。

右側の赤茶色の建物が『サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会』です。

この教会はドメニコ派修道院の建物を、15世紀半ばにミラノの支配者・スフォルツァ家が改築したそうです。
教会とスフォルツァ家の繋がりは強く、今でもスフォルツェスコ城と教会とを結ぶ地下道が残っているそうです。
スフォルツァ家の人々はこの地下道を通って教会に祈りに訪れたと言われています。

サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の中です。
シンプルですが、均整が取れていて美しいと思いました。
中庭も美しいです。


教会の出口付近にもお土産屋さんがあって、最後の晩餐グッズ、ロザリオ、かわいいアクセサリーが売っていました。
元修道院のお土産屋さんよりも少し安いです。

教会の左側にある白壁の小さい建物が付属の元修道院です。
元食堂の壁にレオナルド・ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』が4.2×9.1mの大きさで描かれています。


25人ずつのグループで15分のみ入室して鑑賞できます。
もうすぐ入場時間!もードキドキです!入室する前に順番に2つの小部屋に入って下界の空気を遮断します。
クリーンルームに入るような感じです。
ダ・ヴィンチは、重ね塗り・書き直しも可能なテンペラ画の技法で描いたのですが、テンペラ画は温度や湿度の変化に弱いため、激しい浸食と損傷を受けやすいのだそうです。

最後の晩餐とは、イエス・キリストが処刑される前夜、十二使徒と共に摂った夕食、またその夕食の席で起こったことをいうそうです。


写真撮影は禁止なので、入り口付近の説明用資料を撮影しました。
白線は名前を示しています。
左から、バルトロマイ、 小ヤコブ、アンデレ、裏切り者といわれる「ユダ」、ペトロ、ダヴィンチ・コードではマグダラのマリアでは?といわれる「ヨハネ」、トマス、大ヤコブ、フィリポ、マタイ、ダ・ヴィンチの自画像に似ている?といわれている「タダイ」、シモンです。
本物を見た感想は・・・・・・、色使いとか、三角の構図とか奥行きとかバランスとか・・・・・・すばらしくて言葉にならないです。
15分間じっくり堪能しました。

入り口付近には資料室があります。
写真はダ・ヴィンチの代表的な作品の説明用のものです。


今は映画の影響で、最後の晩餐を鑑賞するには2ヶ月以上前から予約が必要だそうです。
予約は取れなかった場合は、この資料を鑑賞するのも意義があるのでは?と思います。
出入り自由で無料です。
また、このあたりにいる日本人ガイドさんに話しかけると、チケットが余っていることがありますので尋ねてみてください。
私達のミラノツアーのガイドさんはチケットが2枚余っていたので、その場で困っていた日本人女性2人に定価で譲っていました!一緒に鑑賞しましたが「青の洞窟には入れなかったけど、最後の晩餐は見られた!」とすっごく喜んでいました。

見たかったミラノのシンボル・ドゥオモです。


イタリア最大のゴシック建築で、完成までに500年以上かかったそうです。
正面は残念ながらまだ修復中ですが、天に向かって伸びる135本の尖塔と2245体の彫像がすばらしいです!堂々とした威圧感があって、圧倒されてしまいます。



中央の最も高い尖塔(地上108.5m)には、黄金のマリア像「マドニーナ」が輝いています。


この辺りの尖塔には避雷針が付いているようです。
美しいけれど、雷が落ちちゃいそうな設計だからでしょうか?

屋上には、ドゥオモ横側から階段(4ユーロ)、エレベータ(6ユーロ)で登ることができます。

正面が修復中なので、ドゥオモ後方に回って眺めて見ました。


後方からはツンツンした針のような尖塔がよく見えます。
また、ステンドグラスのある窓枠の細工を、外からじっくり眺めるのも楽しいです。
でももっとじっくり見たいので、今度イタリアに旅行に来たときは、忘れずに双眼鏡を持ってこよう!

ドォウモの中に入りました。

とても厳かで神聖な雰囲気です。


ドゥオモの内部は、サンピエトロ大聖堂に次ぐ規模だそうです。


ドゥオモ内の柱と柱の間には、ペストの鎮圧に尽力した聖者の絵やその他たくさんの聖画が掲げられていました。
見ごたえがあります。

ドゥオモ内には4台の『パイプオルガン』があります。


毎週日曜日に9時?12時?15時?18時?の1日4回あるミサには、観光客も入場はできるそうです。
讃美歌を歌う際にパイプオルガンが演奏されるそうですよ。
きっときれいな音色なんでしょうね。
聞いてみたいです。


写真のパイプオルガンは扉付きのもので、15?16世紀に造られたものだそうです。


パイプオルガンの後ろには、円蓋の『ティブリオ』が見えます。

荘厳な主祭壇には『ティブリオ』という4本の柱に支えられた円蓋があります。

ティブリオに向かって右側にある『司教座』です。
司教の権威を象徴する椅子だそうです。


司教座のある教会が、その地区の母教会となるそうです。

入って左奥にある『聖ジョヴァンニ・ボノの祭壇』

聖ジョヴァンニ・ボノの祭壇の前に置かれている『トリブルツィオ家の燭台』です。
銅製の立派な燭台で、儀式のときに灯すろうそくを立てるために使われるそうです。

ドゥオモ奥の巨大なステンドグラス。
細かい細工が美しいです。
大きすぎる双眼鏡を用意しておけばよかったです。


中世は識字率が低く、聖書の部数も少なかったので、一般信者に視覚的に聖書の内容を伝えるためにステンドグラスが作られたそうです。


ステンドグラスを下から上に読み進むと1つのストーリーになるそうです。


中央祭壇の地下にある『聖カルロ・ボロメオの霊屋』。
ミラノの守護聖人・聖カルロ・ボロメオの遺骸が納められた納骨堂です。

入って右奥にある『聖バルトロメオ像』
生きたまま皮剥ぎの刑に処せられ、殉教した聖バルトロメオ。
剥いだ皮膚を肩越しに体に巻きつけた姿を、1562年にマルコ・ダクラーテが彫刻にしたそうです。

生きたまま皮を剥がされたなんて・・・絶句。

青系のステンドグラスも美しいですね?。


ドゥオモ内にはたくさんの美しいステンドグラスがあります。


私はクリスチャン幼稚園に通っていたのですが、クリスマスシーズンになると、ガラスにセロファンを貼り付けてステンドグラスもどき?をたくさん作っていたことを思い出しました。

入ってすぐの右にあるステンドグラスです。

このステンドグラスの上にちょっとした仕掛けがあります。

左側に吊るされてある四角のものは、主祭壇のティブリオを滑車で持ち上げるための重りだそうです。
元祖エレベーターだそうです。


右側下の小さな穴からは、日光が差し込んできます。

小さな穴から正午に入ってきた光が床を照らす位置で、月日がわかる仕組みになっているのだそうです。
先人の知恵は偉大ですね?。


写真の獅子座の位置は7月22日、双子座の位置は5月20日だそうです。
その他12星座のタイルがあります。



旅行記を最後まで見ていただいてありがとうございました。

今回も私のイタリア縦断の旅もここでおしまいです。
たくさんのお土産と、写真を持って日本に帰ります。

楽しかったイタリア旅行もこれで終わりです。
どっぷりとイタリアの魅力にはまってしまいました。
また訪れたいです。


イタリアは治安が悪いと聞いて最初は不安でしたが、ローマとフィレンツェでスリに遭いそうになりましたが、気をちょっぴり強く持っていれば、なんとか大丈夫でした。


イタリアで特にはまったのは、ジェラードと炭酸入りミネラルウォーターとイタリアの固いパン。
炭酸入りミネラルウォーターは日本でも買って飲んでいます!


長い旅行記にお付き合い頂き、ありがとうございました。
m(_ _)m

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