さすらいおじさんさんの旅行記
テーマ:歴史・文化・芸術
旅行記タイトル: 欧州バックパッカーの旅【11】 1971年の イタリア、ポンペイ・ナポリ・ソレント・カプリ島
旅行期間:1971/08/16〜1971/09/20
旅行記の内容:ソレントのユースホステルに泊まることができ、ソレントを拠点にポンペイ、ナポリ、カプリ島の観光をした。
「帰れソレントへ」で有名なソレントはユースホステルが清潔で、食事も良かった。
そのユースではローマから来たイタリア人学生3人、日本人2人とも情報交換ができた。
ユースホステルの良さは気軽に情報交換できる点だろう。
ソレントの海岸線は美しいが、率直な感想では「帰れソレントへ」の歌の方が景色より勝っているように感じた。
ポンペイは西暦79年のヴェスーヴィオ火山大噴火により埋没、1748年に発掘が始められるまでずっと火山灰の下に埋まっていた。
ポンペイは古代ローマ時代のこの地方の政治、経済の中心都市で、アポロン神殿、ヴィーナス神殿、円形劇場など立派な建造物が発掘されている。
印象的だったのは火山灰に埋もれたままの姿で発見されたミイラ。
現在も発掘中で20%未発掘とのことだが、1971年は未発掘の部分も多かったし、観光用に未整備でミイラもケースに入れず、そのまま置いてあったと記憶している。
日本も火山国だが、火山の恐ろしさを肌で感じたものだ。
ナポリを賞賛する言葉は「ナポリを見て死ね」で、ナポリ民謡の代表は「サンタ・ルチア」だろう。
ナポリは特別に美しい街でもなく、歴史遺産が豊富でもない。
だが、1995年にユネスコの世界遺産に登録されている。
ナポリは紀元前よりギリシャ、ビザンチン、ノルマン、フランスに支配され、イタリアの中でも貧しい南部の街の代表である。
しかし、ナポリの人達は支配の歴史、貧困の歴史の中でもイタリア人を代表する飾らない明るさを持ち合わせている。
街を歩くと下町では洗濯物が翻り、逞しいおばさんが魚や果物を売り、子供が旅行者にたかってくる。
「ナポリを見て死ね」とは、抑圧と貧困の中でも楽しく明るく逞しく生きるナポリ人を見習えということではないのかなあ、と思った。
ナポリから船で1時間30分、「青の洞窟」を見るためにカプリ島に行くが、この日は波が荒くて「青の洞窟」に入ることができなかった。
残念でしばらく待っていたが、この日は一日ダメだというので、諦めてカプリ島を観光船で回り、鍾乳洞のような入り込んだ洞窟を見学したり、ケーブルカーで山に登ったり、コバルトブルーの海で泳いだりした。
帰りの船では陽気なイタリア人がカンツォーネを唄ってくれた。
20人位の乗客は拍手とアンコールで盛り上がり、イタリア人の提案で全員の記念写真を撮った。
「青の洞窟」に再度チャレンジする課題は残ったが、楽しい船旅であった。
(2006年10月の旅行記)
イタリアのナポリとソレント
http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10116605/
イタリア・ナポリからカプリ島「青の洞窟」へ
http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10115975/
イタリア・ナポリからポンペイへ
http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10115628/
イタリア・シチリア島のパレルモとチェファル
http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10115478/
(写真はカプリ島の洞窟)
写真:ソレントのユースホステルに泊まることができ、ソレントを拠点にポンペイ、ナポリ、カプリ島の観光をした。
「帰れソレントへ」で有名なソレントはユースホステルが清潔で、食事も良かった。
そのユースではローマから来たイタリア人学生3人、日本人2人とも情報交換ができた。
ユースホステルの良さは気軽に情報交換できる点だろう。
ソレントの海岸線は美しいが、率直な感想では「帰れソレントへ」の歌の方が景色より勝っているように感じた。
ポンペイは西暦79年のヴェスーヴィオ火山大噴火により埋没、1748年に発掘が始められるまでずっと火山灰の下に埋まっていた。
ポンペイは古代ローマ時代のこの地方の政治、経済の中心都市で、アポロン神殿、ヴィーナス神殿、円形劇場など立派な建造物が発掘されている。
印象的だったのは火山灰に埋もれたままの姿で発見されたミイラ。
現在も発掘中で20%未発掘とのことだが、1971年は未発掘の部分も多かったし、観光用に未整備でミイラもケースに入れず、そのまま置いてあったと記憶している。
日本も火山国だが、火山の恐ろしさを肌で感じたものだ。
ナポリを賞賛する言葉は「ナポリを見て死ね」で、ナポリ民謡の代表は「サンタ・ルチア」だろう。
ナポリは特別に美しい街でもなく、歴史遺産が豊富でもない。
だが、1995年にユネスコの世界遺産に登録されている。
ナポリは紀元前よりギリシャ、ビザンチン、ノルマン、フランスに支配され、イタリアの中でも貧しい南部の街の代表である。
しかし、ナポリの人達は支配の歴史、貧困の歴史の中でもイタリア人を代表する飾らない明るさを持ち合わせている。
街を歩くと下町では洗濯物が翻り、逞しいおばさんが魚や果物を売り、子供が旅行者にたかってくる。
「ナポリを見て死ね」とは、抑圧と貧困の中でも楽しく明るく逞しく生きるナポリ人を見習えということではないのかなあ、と思った。
ナポリから船で1時間30分、「青の洞窟」を見るためにカプリ島に行くが、この日は波が荒くて「青の洞窟」に入ることができなかった。
残念でしばらく待っていたが、この日は一日ダメだというので、諦めてカプリ島を観光船で回り、鍾乳洞のような入り込んだ洞窟を見学したり、ケーブルカーで山に登ったり、コバルトブルーの海で泳いだりした。
帰りの船では陽気なイタリア人がカンツォーネを唄ってくれた。
20人位の乗客は拍手とアンコールで盛り上がり、イタリア人の提案で全員の記念写真を撮った。
「青の洞窟」に再度チャレンジする課題は残ったが、楽しい船旅であった。
(2006年10月の旅行記)
イタリアのナポリとソレント
http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10116605/
イタリア・ナポリからカプリ島「青の洞窟」へ
http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10115975/
イタリア・ナポリからポンペイへ
http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10115628/
イタリア・シチリア島のパレルモとチェファル
http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10115478/
(写真はカプリ島の洞窟)
ポンペイ遺跡の住居跡。
ポンペイ遺跡の円形劇場。
西暦79年のヴェスーヴィオ火山大噴火により埋没、1748年に発掘が始められるまでずっと火山灰の下に埋まっていた。
カプリ島の鍾乳洞のような入り込んだ洞窟。
カプリ島の鍾乳洞のような入り込んだ洞窟。
波が高くて入れなかったカプリ島の「青の洞窟」の買ってきた絵はがき。
カプリ島からの帰りの船での全員の記念写真。
「帰れソレントへ」で有名なソレントの絵はがき。
「帰れソレントへ」で有名なソレントの海岸。
ナポリの買って来た絵はがき。
ナポリの買って来た絵はがき。
ポンペイ遺跡の神殿跡。
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